花園 日菜子(はなぞの ひなこ)
本作の主人公。子爵家のお嬢様だったが、今は平民。17歳。
世間知らずだが、いつも前向きで明るい。
「しょうお兄様」との思い出と、ある日の約束を大事に、辛い出来事も乗り越えていった。
負けず嫌いなところがあり、恵まれた育ちでありながら逞しさがある。
現在は神村家の使用人として働いている。


神村 朔夜(かみむら さくや)
男爵という位にある、神村家の長男。23歳。父の会社で副社長として、社長である父の補佐をしている。
あまり感情を表に出さないため、周りからは冷たく見られる。
が、使用人たちの中では、物腰の穏やかさと姿形の麗しさから人気がある。
日菜子には何故か何かと優しくしてくれるため、トラブルが起きることも…。


神村 清(かみむら きよし)
神村家の次男。21歳。帝国大の学生。
学生にも関わらず、花の街で遊び慣れており、毎日朝帰り。
何人もの使用人に手を出しては妊娠させ、その度解雇しているという噂の持ち主。
日菜子にも度々ちょっかいをかけてくる。


神村 尚(かみむら しょう)
神村家の三男。19歳。帝国大の学生。
朔夜を尊敬しており、兄のようになるべく努力し、常に主席を守っている。しかし、清のことは大嫌い。
いささか潔癖症であり、他人に触れることも触れられることもしない。
自分より上の華族を毛嫌いし、日菜子に辛く当たる。


しょう兄様
病弱なため痩せ気味の子供で、日菜子よりいくつか年上。
私と結婚して、という幼い日菜子に、また会えたらね…と約束をした。
首にかける鎖の先には、実の母の形見である指輪が。




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